***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年5月6日月曜日

解水-桂林-陽朔

朝7時のバスで桂林へ向かう。行きの小さいバスは馬力が無くて、坂道でしばしば牛のように遅くなっていたので、帰りは大きなバスをリクエストしたら、この時間しかなかったのだ。朝から雨。山道は非常に滑りやすそうで、また霧も深い。で、バスは必然的に安全運転と言うわけで、桂林到着は1時である。ほぼ6時間。も一度書くが、桂林-融水間は130 キロである。

桂林駅で貴州省行きのキップを購入。我々の前にスウェーデン人の二人連れがいて、「キップを買うのがなんてむづかしい国なんだろう」とこぼす。もっともな愚痴である。キップが本物かどうか見てくれというので、私だってニセモノかどうかなんかわからないが、少なくとも行き先の都市名の漢字ぐらいは読めるので、気はココロ、力強く「OK!」と言ってあげる。

さてわれわれの硬臥票は二人合わせてなんと244元という安さ。お金の節約のため、軟臥はやめようねという申し合わせを事前に交わしていたふたりであったが、こんなに安いのなら軟臥でもよかったかと早速日和りかける。いやいや、ゼイタクは禁物だ。その他駅施設使用費やら空調費やらでプラス24 元。

桂林から陽朔行きのバスをさがすも、いつもは駅前にいっぱいいるはずのミニバスが一台もない。まだスト中なのか? 銀行で両替のついでにきくと、11路のバスで終点の平山まで行き、そこから歩いて 10分ぐらいの空き地にバスがいるとのこと。めんどくさーい。駅前での客引きを禁じられた挙句、この処置が不満でバスはストを行っていたのだそうだ。客引きが悪質なので、ミニバスが桂林城内に入るのに規制をしたのだろうな。

しかし、不便なのはわれわれ利用者なのであった。特に今回はフル荷物なので、ローカルバスに乗るのがちとツライ。スリの心配もあるし。

バスを乗り換えて、陽朔へついたのが夕方4時。良く考えると朝からなにも食べていない。消化を考えて、スパゲティ(に似たもの)を食べると、疲れがどっと出て、風呂にも入らず、歯も磨かず、ツェツェバエに刺されたように眠りこけてしまった。