朝食をとれるところも見つからないまま、8時のバスで永寧を離れ寧浪へ戻る。本来ならば寧浪で悠々と夕食をとれる筈だが、昨日の雨で道がひどくぬかるんで安全運転を強いられているところへ、崖崩れで道路が埋まっている個所が途中あり、復旧作業のためさらに一時間ほど足止め。皆お腹がへってイライラしているところへ、乗客の1人がおごそかに言った。
「インスタントラーメンがダンボール一箱ある。」
相棒が「湯は!?」と阿呆なことを聞き返したが、あるわけないだろうが。たちまち乗客から注文が相次ぎ、ラーメンの持ち主は買い付け時の原価を記したメモ帳をう〜んと眺めながら、非常にリーズナブルな価格でラーメンを小売りした。アイツはきっと漢民族の商人じゃないぞと、相棒が妙な感動をしている。我々も2袋づつ購入。私はベビースターラーメンを思い出しながら食べた。
永寧到着。食べて、ビール飲んで寝る。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。